| 夫婦別姓刑事 | |
|---|---|
| ジャンル | 連続ドラマ |
| 原案 | 秋元康 |
| 企画 | 秋元康 |
| 脚本 | 矢島弘一 |
| 演出 |
田中亮 河野圭太 平野眞 |
| 監修 | 古谷謙一(警察) |
| 出演者 |
佐藤二朗 橋本愛 矢本悠馬 中村海人 齊藤京子 月島琉衣 清水美砂 斉藤由貴 坂東彌十郎 |
| 音楽 | fox capture plan |
| エンディング |
SHOW-WA & MATSURI 「ジューンブライド」 |
| 国・地域 |
|
| 言語 | 日本語 |
| 製作 | |
| プロデュース |
小原一隆 水野綾子 歌谷康祐 |
| 制作 | 共同テレビ(協力) |
| 製作 | フジテレビ |
| 放送 | |
| 放送チャンネル | フジテレビ系列 |
| 映像形式 | 文字多重放送 |
| 音声形式 | ステレオ放送 解説放送 |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 2026年4月14日 - 6月23日 |
| 放送時間 | 火曜 21:00 - 21:54 |
| 放送枠 | 火曜9時枠 |
| 放送分 | 54分 |
| 回数 | 11 |
| 公式サイト | |
『夫婦別姓刑事』(ふうふべっせいデカ)は、2026年4月14日から6月23日までフジテレビ系「火曜9時」枠で放送されたテレビドラマ[1]。主演は佐藤二朗と橋本愛[1]。
中野区にある沼袋警察署を舞台に、抜群のコンビネーションで事件を解決していく2人が実は「夫婦」でありながら、あくまで「単なる同僚刑事」として周囲に振る舞うコメディーと考察要素が交錯するミステリードラマ[1]。
あらすじ
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
キャスト
[編集]主要人物
[編集]- 四方田誠(よもだ まこと)
- 演 - 佐藤二朗
- 沼袋警察署刑事課強行犯係の係長。階級は警部。通称「モダさん」。
- 5年前に最初の妻・皐月を殺人事件で亡くしている。同じ部署の鈴木明日香と再婚するが、警察では同じ部署に夫婦を配属させることができない暗黙のルールがあるため、職場では別姓を名乗っている。
- 秩父出身。埼玉西武ライオンズのファン[2]。こよなくみそポテトを愛している。アメリカンドッグのカリカリ部分が大好物。
- 鈴木明日香(すずき あすか)
- 演 - 橋本愛(高校生時:村山輝星[3]、幼少期:五郎丸莉菜[4])
- 沼袋警察署刑事課強行犯係の主任。階級は巡査部長。四方田誠の後妻。
- 職場では上司や同僚に誠と夫婦とバレないよう、旧姓を名乗り、単なる同僚として振る舞っている(署長の井伏以外は夫婦だとは知らない)。
- 毎晩、皐月の仏前に手を合わせている。児童養護施設育ち。道を外れたこともあったが、猛勉強の末に刑事の道へ進む。
- 風呂上がりに食べるチョコミントアイスが大好き。寝相がとても悪く、隣で寝ていた誠をベッドから蹴り落とすほど。
- スーツの襟元についていた「ヨモダ様」と書かれたクリーニングダグを池田に見られて、婚姻関係をバラされてしまう[注 1]。
沼袋警察署
[編集]刑事課 強行犯係
[編集]刑事課
[編集]- 上山晋吾(うえやま しんご)
- 演 - 矢本悠馬[5]
- 課長代理。階級は警視。父親は警視庁副総監であり、キャリア組。誠の元バディ。何かと彼を気に掛けている。
- ドナルド
- 演 - LUKE(└BHNX┘)[6]
- 中野区の友好都市であるニュージーランドのウェリントン市から研修で沼袋署に来た刑事。
- 刑事
- 演 - 枝ちなみ[7]、岡部汐央里[8]、工藤大雅[9](第4話 - )、火野五郎[10]、藤山ユウキ[11]
- 小寺園 みちる(こてらぞの みちる)
- 演 - 斉藤由貴[5]
- 課長。階級は警視正。56歳。東大工学部卒業。誠とは同期。バツ3の恋多き女。かつては推し活にハマっていたらしい。同僚からは名を「こでらぞの」と覚えられていた。
- 3年前、女子高生盗撮疑惑で通報された部下の氷川を「事実が全てだ」と庇わなかったため、恨まれ続けていた[注 1]。
その他
[編集]周辺人物
[編集]ゲスト
[編集]第1話
[編集]- 喜多村 拓春(きたむら たくはる)
- 演 - 竹原ピストル[6](第4話・第5話・第7話 - 第9話・第11話)
- 音花の中学校時代の担任教師。6年前、自転車との接触事故で妻を亡くしている。
- 野島雅彦
- 演 - 長谷川純[6]
- 神奈川県逗子市の結婚式場で散弾銃を持ち、披露宴の最中に新郎新婦や列席者を人質にする立てこもり犯。婚約者のレアをここに呼べ、と要求する。
- レア
- 演 - 香音[6](第3話・第4話)
- 野島が連れてくるよう要求する婚約者。実際は野島が貢いでいた動画配信者で、彼のプロポーズを断っている。芸能事務所「エンターテインメントジョブ」所属。
- 沼袋警察署刑事課強行犯係がオズの捜査で営業している中華料理屋に来店。配信を終えて店を出た際、池田を刺した男に拉致される[注 2]。
- 伊藤
- 演 - てっぺい右利き[14](第5話・第8話)
- 電動キックボードの接触事故の現場に駆けつけた沼袋警察署中野野方派出所勤務の制服警官。
- 平野 きらら(ひらの きらら)
- 演 - 佐竹桃華[15](第2話・第7話)
- 音花の友達。
- 刑事
- 演 - 中條孝紀[16]
- 現場に沼袋署より先に着いていた警視庁 刑事。
- 女性
- 演 - 安倍香[17]
- 電動キックボードに乗っていて、喜多村と接触し転倒しそうになった女性。
- レポーター
- 演 - 藤本悠輔[18]
- 逗子市の結婚式場で散弾銃を持った男が立てこもっている事件を現場から報じるレポーター。
- キャスター
- 演 - 竹俣紅(フジテレビアナウンサー、第3話)
- 夫婦別姓に関するニュースを報じる「Today Live+」のキャスター。
- 店員
- 演 - 浮田恵梨子[19]
- 居酒屋の店員。
第2話
[編集]- 彩雲時 ヒカル〈35〉
- 演 - 小柳友[20]
- 本名は石塚 陽二(いしづか ようじ)。1年半前、誠が生まれて初めて占ってもらった毒舌タロット占い師。「中野大逆転ビル」の占いストリートに店を構えている。自身の鑑定所内で何者かに頭部を殴られて意識不明の重体になる。
- 小松弥
- 演 - 武井壮[21]
- 白昼、自宅に侵入した強盗と鉢合わせてしまった男性。実は格闘家で、2人の犯人を取り押さえて風呂場に拘束していた。
- ミセス太陽
- 演 - 大西礼芳[20]
- 本名は石塚 彩(いしづか あや)。明日香が時々鑑定している人気占星術師。「中野大逆転ビル」の占いストリートに店を構えている。実は彩雲時とは大学の同級生で、卒業後に交際し結婚したが、周囲にはその事実を隠して働いている。半年前から別居中。
- ペガサス星崎
- 演 - 池村匡紀[22]
- 「中野大逆転ビル」の占いストリートに店を構える水晶占い師。彩雲寺を襲った犯人が逃げていく時に何かを抱えていた、と誠らに証言する。
- 神田 樹
- 演 - 佐々木麦帆[23]
- 小松宅に強盗に入って取り押さえられた犯人の1人。取り調べで、強盗は2回目だと自白する。
- 沢渡
- 演 - 大場みなみ[24]
- 彩雲時ヒカルの水没したパソコンのデータを復旧させる職員。
- 男性
- 演 - 笠井悠聖[25]
- 神田と共に闇バイトで強盗を働き、小松に捕まった男性。
- 警察官
- 演 - 辻大樹[26]
- ミセス太陽をスピード違反で取り締まる白バイ警官。
- 馬場敦子
- 演 - 松尾彩加[27]
- 結婚退職して旦那の実家のある福岡に引っ越すという沼袋署の警察官。
第3話
[編集]- 緑川湊
- 演 - コウメ太夫[21](第4話)
- オズのアジトと思われるビルの向かいにある中華レストラン「梅梅(ばいばい)飯店」の店主。5年前に先代店主の父が亡くなり、自身も会社をリストラされたため店を継いだ。しかし、飲食店の経験もなく、店が傾いたため廃業する。秩父出身。
- 万田 雄二
- 演 - 中川晴樹[21](第4話)
- フェンタニルの50倍の強さがあると言われている合成麻薬・ニタゼンの密売グループのリーダー・オズと目される男。野方のビルの一室に芸能事務所「エンターテインメントジョブ」の名義で事務所を構えている。
- 不動産屋
- 演 - 長谷川慎也[28]
- 万田の部下
- 演 - 榊青龍(第4話)、水野友雅[29](第4話)、森本武晴(第4話)、山口彰太[30](第4話)
- 芸能事務所「エンターテインメントジョブ」の万田の部下たち。
第4話
[編集]- 南部
- 演 - 宮下貴浩[31](第3話)
- 池田刑事を刺したあと、レアを連れて逃走する男。本人はレアを助けたつもりだったが、一方的な思い込みだった。
- 晴矢
- 演 - 知念英和[32][33]
- 小寺園課長の推しで、超Sランクの人気を誇った元動画配信者。元々アイドルを目指していたが夢が叶わず、事務所の社長に言われて2年前に動画配信者になったが、現在は配信はやめている。配信の投げ銭の配分の内情を、小寺園らに話す。
- 後藤
- 演 - ノモガクジ
- 池田刑事が刺されたあと、オズの事件を引き継ぐ刑事。
- 熊澤 裕子
- 演 - 村山朋果[34]
- 動画配信プラットフォーム運営会社「レッドオーシャン」の担当者。
- 村田 昌宏、野尻 逸夫
- 演 - 川口貴弘[35]、近藤雄介[36]
- 池田刑事が刺された件で万田に事情を聞く警視庁刑事。
- サマー君
- 演 - 阿部大地[37]
- 小寺園課長が試しに投げ銭をする動画配信者。
- 女性
- 演 - 志武明日香[38](第3話)
- 池田刑事が路上で刺されるのを目撃して悲鳴をあげる女性。
- マネージャー
- 演 - 佐藤峻輔[39]
- 晴矢のマネージャー。
- 運転手
- 演 - 金森規郎[40]
- 南部がレアを連れて逃走するために乗り込んだタクシーの運転手。
第5話
[編集]第6話
[編集]- 渡辺 拓実
- 演 - 福本伸一[47]
- 国務大臣・白木肇の妻・沙都子誘拐事件の捜査本部にいる刑事。小寺園と顔見知りで、3年前足立警察署を辞めた氷川が、先月千代田警察署の栗林が襲われた事件に関わっているらしい、と話す。
- 野上
- 演 - 西野優希[48](第11話)
- 沼袋警察署の受付職員。
- 氷川 悠馬
- 演 - 時任勇気[49]
- 沼袋警察署に現れ、刑事課に立てこもる男性。小寺園を連れてくるように要求する。
- 実は元警察官で3年前に公園で綺麗な夕陽を撮影したところ、偶然近くでダンスの練習をしていた女子高生が写り込んでしまい、盗撮されたと通報されたことにより辞職している。当時上司だった小寺園に盗撮していないと訴えたが、信じてもらえなかったことを恨み続けていた。
- 庄司 カズマ[注 3]
- 演 - 緋田康人
- 警視庁本部 幹部。誠と明日香が結婚していることを黙っていたことで、話を聞き処分を待つよう指示する。
- 女子生徒
- 演 - 足川結珠[50]、川島夕空[51]
- 3年前、公園で氷川に盗撮された、と訴える女子高生。
- 担当者
- 演 - 田中沙百合[52]
- 白木沙都子誘拐事件捜査本部の担当者。
- 警察官
- 演 - 長尾卓也[53]、大村和明[54]
- 3年前、氷川に盗撮されたと思い込んだ女子高生が110番通報して駆けつけた警察官。
第7話
[編集]- 内山 咲夫〈62〉
- 演 - 春海四方[55]
- ジンギスカン「ゆきだるま」裏のマンション「ラッキー・ホープ・セブン」206号室住人、自治会長。マンション内で頭部を殴られ血を流して死んでいるところを発見される。他人に厳しく、トラブルが絶えなかった。
- 近藤 達也〈32〉
- 演 - 柾木玲弥[56]
- 「ラッキー・ホープ・セブン」304号室住人。プログラマー。福岡出身でホークスのファン。
- 野田 健作
- 演 - 谷田部俊(我が家)
- 「ラッキー・ホープ・セブン」の住み込みの管理人。郡司らに内山のこと聞かれる、彼を恨んでいる人は多い、と話す。
- 近藤 智美〈29〉
- 演 - 小川あん[57]
- 達也の妻。看護師。実は妊娠している。
- 村井 正一
- 演 - 村上航[58]
- 「ラッキー・ホープ・セブン」409号室住人。職業は風俗店の女の子の送迎。喫煙者。
- 松本 大輔〈25〉
- 演 - 今井公平[59]
- 「ラッキー・ホープ・セブン」205号室住人。大学生。
- 木村 幸枝〈40〉
- 演 - 広山詩葉[60]
- 「ラッキー・ホープ・セブン」303号室住人。小説家。電子タバコの喫煙者。
- 奥永 琢磨
- 演 - 山沖純[61]
- 中野区役所環境課 職員。環境保全活動の一環で年に一度ドローンを飛ばしてデータ収集をしている。
第8話
[編集]- 見上 桜子〈32〉
- 演 - 大後寿々花[62](高校生時:川口莉奈[63]、幼少期:安田世理[64])
- 運送会社 事務員。横領と殺人の疑いで捜査されており、逃走中。実は児童養護施設「花影の里」で明日香と一緒に育った幼なじみ。
- 明日香に殺人に至った経緯を話した後、幸せな明日香を妬みナイフで襲いかかるも、誠に取り押さえられる。
- 杉山 郁美
- 演 - 山下容莉枝[65]
- 明日香が育った児童養護施設「花影の里」の寮母。2年前に病気になり、現在は「千葉平和病院」に入院している。
- 早谷 豊〈32〉
- 演 - 水野勝[66]
- 横領の捜査で桜子の部屋に来た知能班係刑事に遺体で発見される。指定暴力団「池之端組」構成員。桜子の高校の同級生で交際相手。
- 桜子の部屋に転がり込んで、彼女から金をむしり取っていた。その上、彼女に暴力を振るっており、耐えかねた桜子に延長コードで首を絞められて殺害された。
- 久我山 暖
- 演 - 八重澤ひとみ[67]
- 「千葉平和病院」の看護師。郁美の認知症が急激に進行していることを明日香に話す。
- 塚山、波多野
- 演 - ラブ守永[68]、生田拓馬
- 桜子が働いている運送会社の配送員。
- 店主
- 演 - 菅原俊希[69](第5話・第10話)
- 誠行きつけのアメリカンドッグを売っているキッチンカーの店主。
- 組員
- 演 - なでしみ、吉田興平
- 桜子を追う「池之端組」構成員。
第9話
[編集]- 喜多村 邦広
- 演 - 林裕太[41](第5話・第10話・第11話)
- 拓春の息子。5年前、「時坂運輸」で配達員をしていた。現在は道路工事の誘導員。岩本京香や四方田皐月を含む複数の女性を襲った被疑者として捜査される。
- 中村 宏樹
- 演 - 尾崎右宗[70](第10話)
- 自転車のタイヤ痕について誠らに報告しにくる捜査一課の刑事。同じタイヤのついた自転車の持ち主に、喜多村拓春の亡くなった妻がいたことを話す。
- 岩本 京香〈49〉
- 演 - 信川清順[71]
- 路上で男性に襲われケガをした女性。頭部に大ケガを負うが、命に別状はなく病院に搬送される。
- 馬淵
- 演 - 杉山宗賢[72]
- 京香が襲われているところを発見し、助けようとして犯人と格闘した男性。
- 医師
- 演 - 宇井晴雄[73]
- 京香が搬送された病院の担当医。
第10話
[編集]- 安藤
- 演 - 林カラス[74](第5話)
- 自殺を図り救急搬送された後、手塚殺害事件のことを話したい、と言って沼袋警察署に連れてこられる男性。SNSで知り合った”オーナー”と名乗る人物に頼まれ、手塚を殺害した、と自供する。
- 秀島 蓮
- 演 - 斎藤汰鷹[75]
- 「#消しゴム」をつけて、TKを殺して欲しい、とSNSに書き込んだ少年。小学生の時、手塚にイジメられていた。
- 茶谷 類
- 演 - 榎木園郁也[76]
- 安藤を沼袋警察署まで救急車で連れてくる救急隊員。安藤がファミレスで手首を切って自殺しようとした、と話す。
- 刑事
- 演 - 椋田涼[77]、橋爪健二(SHOW-WA & MATSURI)[78]、鈴木渉(SHOW-WA & MATSURI)[78]
- 中村の部下の捜査一課刑事。
第11話
[編集]スタッフ
[編集]騒動
[編集]放送終了後の2026年7月1日、『週刊文春』が「佐藤二朗(57)が橋本愛(30)に“問題行為”を起こしていた フジテレビ調査では「深刻なハラスメント」認定《『夫婦別姓刑事』で共演》」と題して佐藤二朗の橋本愛に対するハラスメント疑惑を報道した[83][84][85]。本作の撮影中、佐藤が自動車の運転席に座っていた橋本の顔に指が触れた[注 4]が、橋本は過去の性被害から肩と腕以外に接触することに事前確認が必要な制限があった[84][86][87]。
フジテレビ側は「女性俳優に本件への出演をオファーした際に、女性俳優側から、過去の被害を踏まえ、キスシーンやベッドシーン等の場面がある場合には、事前に相談の上、インティマシーコーディネーター等の専門家を関与させることが出演の条件であると伝えられるとともに、日常動作に伴う接触は問題ないとの説明を受けました」「その上で、今後、台本上懸念がある点が生じた場合には随時協議を行い、必要な対応を講じることを確認し合いました」と説明しており、クランクイン前、橋本側は過去の被害や接触事項について佐藤に共有するかしないかの判断をフジテレビのプロデューサーに任せていた。プロデューサーは佐藤本人ではなく、佐藤のマネージャーに本件を伝え、マネージャーはプロデューサーとの合意のもと、橋本の過去の被害や接触事項について佐藤に伝えていなかった[88][84][86][87]。
撮影後に説明を受けた佐藤は、楽屋で「俳優を続けるべきではない」と彼女のキャリアを否定する発言を行ったとされている[84][86][87][注 5]。
週刊文春が記事を公開した翌日、フジテレビは『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』のスピンオフ作品から、佐藤が降板することを発表した。佐藤の降板については週刊文春による記事公開後、その日のうちにフジテレビ側から佐藤へ通達されている[89][90]。しかし、同映画の監督を務める本広克行はXにて降板ではなく「一旦制作を中止するだけ」とポストしている[91]。
フジテレビ側は「まず、当社としては、今回の記事の掲載について、関係者のプライバシー侵害や二次被害に繋がるおそれが高いものと考え、掲載中止を強く申し入れましたが、それにもかかわらず記事の掲載に至ったことは大変遺憾です。現に、今回の記事を契機として、関係者の方々に対する誹謗中傷が行われている状況について当社は深く憂慮しており、こうした誹謗中傷は厳に控えていただくようお願い申し上げます」と声明を発表[87]。また、外部の弁護士と調査を行い、佐藤が橋本の顔に触れたことが問題になったのではなく、橋本が過去の辛い経験から制約を設けていることを認識したにもかかわらず、それを否定する言動を続けた点が問題になったと説明した[92]。
佐藤二朗が所属するフロム・ファーストプロダクションは7月1日「この度は弊社所属俳優の佐藤二朗に関して、一部報道が出ており、お騒がせしております。しかしながら、当該記事には、事実とは異なる内容や、一方当事者からの主張のみを前提として構成されている部分が含まれており、弊社としては、その内容を到底受け入れることはできません」とする声明を発表した[86]。
橋本愛が所属する株式会社EDENは7月3日「報道された件に関し、当社及び当社俳優は、フジテレビ社より、弁護士による当事者・関係者ヒアリングを経て、経緯および認定された事実等の報告を受けており、フジテレビ社による報道が事実との認識です」とし「既に複数の、当社俳優に対する過剰な誹謗中傷が確認されており、警察に相談の上対応をしております。今後も、違法行為に対しては、刑事および民事上の厳正な措置を講じます」とする声明を発表した[93]。
週刊文春の報道
[編集]『週刊文春』の報道によると、ことの経緯は以下の通りである[84]。日付は全て2026年である。なお、佐藤側は週刊文春が掲載した記事に対して「大きく事実が捻じ曲げられている」「嘘をつかないでください」と強く反論しており、以下の記述において佐藤側の発表に基づく記述はその旨の出典を付す[94][95][96][97][98]。
発端
[編集]3月22日、佐藤と橋本が警察車両に乗る第1話のシーンが撮影された。橋本(鈴木明日香)が運転中に目をつむり、助手席の佐藤(四方田誠)が慌てるというシーンで、慌てた佐藤が「口ではなく目を開けて」と言った際に佐藤が橋本の顔に触れた[86][注 4][注 6]。橋本は以前に共演者からセクハラ被害を受けたトラウマがあるため、夫婦役でのオファーを受けるにあたり、念のためプロデューサーに対して身体接触の制限が出るかもしれないことを事前に通知していた。佐藤側への伝達はプロデューサーに委ねたため、プロデューサーは佐藤のマネージャーにその旨を伝えた。しかし、佐藤のマネージャーは佐藤には伝えなかった[注 7]。
3月23日、撮影準備のために2人が別々の楽屋に入った後、橋本の事務所がプロデューサーを通じて身体接触への配慮を求める申し入れを行った。事情を知った佐藤は、橋本の楽屋にアポなしで訪問して「(身体接触の)制限があるなら事前に言うべきだ」と橋本を批判した。橋本側はプロデューサーに対して事前に通知していたことを説明した。撮影後、佐藤と橋本はプロデューサーやマネージャーが同席のもとで話し合いの場を設け「勝手に楽屋に行かないこと」「肩と腕はアドリブで触れて良く、そのほかの箇所に関しても事前に許可を得れば問題ない」として一旦まとまった[注 8]。
「俳優を続けるべきではない」発言
[編集]4月8日、佐藤は再び橋本の楽屋を訪問し、「あなたは役者をやるべきではない」などと橋本のキャリアを否定した。スタッフによると佐藤の剣幕は相当なもので、橋本やヘアメイク担当者は鏡越しに佐藤を見つめて「はい」としか返事ができなかったという[注 9]。この点について佐藤陣営は、楽屋訪問は関係修復や慰労の意図であり「過去の心の傷は最大限、尊重されるべき社会だと心から思う」としつつ、一方で「その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないかと僕個人は思います」と伝えたという[86]。
こうした事態を受け、橋本の事務所はプロデューサーに状況の改善を要求し、フジテレビは外部の弁護士にヒアリングを依頼した。4月14日、プロデューサーと佐藤の所属事務所などが同席の元、弁護士による佐藤へのヒアリングが実施された。その場で弁護士は佐藤に対して「橋本の仕事を否定するような発言は控える」「橋本に直接謝罪することは避ける」「2人のみの雑談は控える」などの注意を行った。
事態の悪化
[編集]4月下旬辺りより、佐藤の橋本に対する態度は急変していった。現場入りの際に橋本や橋本のスタッフの挨拶を無視したり、橋本が横にいる状況で大きなため息をつき「我慢、我慢!」と周りに聞こえるように言ったりするなど、露骨に橋本を遠ざける態度を取るようになった。
5月25日、ドラマ部門のトップである第1スタジオ局長の若松央樹氏が訪れた。以降、事態を重く見たフジテレビは撮影現場に幹部を交代で立ち会わせることとした[99]。また、フジテレビは弁護士による関係者へのヒアリングを進め、佐藤の所属事務所に対して「役者をやるべきではない」などと発言したことは「深刻なハラスメントに該当する」として注意を行ったとされている。
佐藤側の反論
[編集]佐藤は本騒動に関する記事が週刊文春に掲載された際、「さすがに、さすがにもうこれ以上は我慢できません。僕は撮影中、何度も『もう我慢の限界だから、このドラマを降板させてほしい。そして全ての事実を公にするべき』と訴えました。もっと早く決断するべきでした。数々の『ほんとうのこと』が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります」と自身のSNSに投稿している[100]。
佐藤は週刊文春の記事に対して「勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの『か弱い若い女性』と『典型的な昭和のパワハラオヤジ』を完全に創作してる」と述べている。続けて、「最大級の『注意』や『警戒』が必要と痛感していた僕が、そんな態度を取れる訳がない。自分の身を守る為にも」「嘘はやめて下さい」と主張した[98]。また、フジテレビによる2回目の声明に対して「フジテレビはなぜ、そこまで片方だけに寄り添うんでしょうか。残念です」「フジの局員にも関わらず、僕に激励のメールくれたみんな、ごめん。僕は心から、もうフジとは関わりたくないです」と述べている[101]。
7月9日に出版された週刊新潮において、佐藤の100分にわたる本騒動に関するインタビューが掲載された[94][95][96][97]。佐藤は記事内で週刊文春の記事に反論し「日常的な場面のお芝居については特段、接触制限の問題を気にされなくても大丈夫ですよ」と橋本サイドから撮影前に伝えられていたとフジテレビのプロデューサーから撮影中に説明されたと述べ、加えて「僕が橋本さんに対して『あなたは役者をやるべきではない!』と相当な剣幕で述べ、彼女のキャリアを全否定したと記事の中に書いてあります。この発言に至るまでの経緯も記されていますが、それは恣意的に切り取られ、話全体の趣旨も大きくねじ曲げられています」と述べている。また、「あなたは役者をやるべきではない」ではなく、正確には「橋本さんの心の傷が最大限、尊重されるべき社会であってほしいと心から思います。ただ、これからも夫婦役を務める相手に対して、日常的なものも含む身体接触に関する制限をちゃんと事前に共有することなく求めていくのであれば、役者は続けるべきではないと僕個人は思います。これからは二人でいいお芝居をして、いい作品にしましょう」と橋本へ伝えたと述べている[94][95][96][97]。
加えて、フジテレビのコンプライアンスを担当していたシティユーワ法律事務所の弁護士から"脅し"のように聞こえる言葉を投げかけられたほか、事の経緯の説明をしても聞き入れてもらえず、「現場で橋本さんと二人の時は雑談もしてはいけない。しかし、大人数で撮影をする際には周りから不自然に思われないためにも自然に接してください」という指示をされ、「兎に角、僕が加害者だという結論ありきの聴取をされているように感じました」と述べている[94][95][96][97]。
佐藤はこういった状況に異様さを感じたため、「ドラマを降板させて欲しい」と何度も責任者へ訴えている。撮影中、佐藤は体調を崩しており、睡眠障害の悪化と抑うつ状態を病院から診断されている[102][100][94]。
その他にも、急な身体接触に関する制限の変更により、脚本上に記載されていた「親子3人で抱擁し合う場面」が撮影直前になって複数回削除されドラマの内容が変わるという、週刊文春の記事やフジテレビの声明には記載されていない事態が起こっていたことやフジテレビの責任者を通じて弁護士側から佐藤へ「謝罪したい」と伝えられたがそれを拒否した経緯など、佐藤側から見た本騒動についての詳細が週刊新潮の記事に掲載されている[96][94][97][95][103]。
放送日程
[編集]| 各話 | 放送日 | サブタイトル[104] | 演出 | 視聴率 |
|---|---|---|---|---|
| EPISODE1 | 4月14日 | 消せない過去と秘密の関係 | 田中亮 | 3.9%[105] |
| EPISODE2 | 4月21日 | 信じる心と夫婦の絆 | ||
| EPISODE3 | 4月28日 | 極秘潜入! みそポテトの罠 | ||
| EPISODE4 | 5月05日 | 報われない愛の形 | 河野圭太 | |
| EPISODE5 | 5月12日 | 離れた心と親子の関係 | ||
| EPISODE6 | 5月19日 | 嘘の終焉、ついにバレた秘密 | 平野眞 | |
| EPISODE7 | 5月26日 | 永遠に…最後の事件 | 田中亮 | |
| EPISODE8 | 6月02日 | 優しさの裏側 | 平野眞 | |
| EPISODE9 | 6月09日 | 待ち続けた真実の行方 | 河野圭太 | |
| EPISODE10 | 6月16日 | 新事実発覚!最悪の事態 | 平野眞 | |
| EPISODE11 | 6月23日 | 五里霧中、真相は… | 田中亮 | |
| (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) | ||||
脚注
[編集]注釈
[編集]- 1 2 3 4 第6話。
- 1 2 第3話。
- ↑ 苗字以外の漢字表記不明。
- 1 2 その様態は、文春は「佐藤さんがアドリブで橋本さんの頬に両手で触れた」、佐藤陣営は「佐藤の指が橋本氏の顎に触れてしまった」としている[84][86]。
- ↑ この発言について、佐藤陣営は発言は認めつつもハラスメントではないと主張している。詳細は後述。
- ↑ なお、この日の佐藤は体調を崩して頻繁に咳をしており、橋本はそれほど気にしていなかった一方で、周囲のスタッフは「これ大丈夫かな」と心配していたという[84]。
- ↑ この流れは佐藤陣営も認めているが、佐藤に伝えなかった理由については、文春は「マネジャーは佐藤さんが撮影を張り切っており、演技に制約をつけたくなかったので、佐藤さん本人にはそのことを伝えなかった」、佐藤陣営は「日常動作のお芝居には問題がないという点と、絡みのシーンもない為、佐藤の芝居に制限をかけない方が良いのではないかとプロデューサーと話をし、プロデューサーの了解を得た上で、佐藤には橋本氏のトラウマについては伝えないこととなりました」としている[84][86]。
- ↑ 佐藤陣営は話し合いについて、「プロデューサーからは『日常接触に気を付けるように』と言われました。その上で、『肩と腕以外を触れるときは事前確認が必要』というレギュレーションが決まりました」と説明した[86]。
- ↑ その時の様子について、佐藤陣営は「橋本氏は、佐藤が退室するときも笑顔でした[86]」と述べた一方で、文春は「撮影に入っても涙が止まらず、スタジオの廊下で橋本が号泣する姿を目撃したスタッフもいた」としている。
出典
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外部リンク
[編集]| フジテレビ系列 火曜21時枠のドラマ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
夫婦別姓刑事
(2026年4月14日 - 6月23日) |
さよならノワール
(2026年7月7日 - ) |
|