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安西篤子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安西 篤子

永井路子(左)とともに
(文化実業社『新婦人』1965年)

生誕 1927年8月11日
日本の旗 兵庫県
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 歴史小説
主な受賞歴 直木三十五賞(1965年)
女流文学賞(1993年)
ウィキポータル 文学
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安西 篤子(あんざい あつこ、1927年8月11日[1] - )は、日本小説家

兵庫県武庫郡須磨村神戸市須磨区[1]村雨町生まれ。父は福島県出身で横浜正金銀行に勤務した安西政一郎[1][2]。母は東京都の出身[2]。妹に作家の杉本晴子がいる(本項に記述)。生後間もなく父の勤務でドイツに渡り[1]1933年まで在住した[1]。ドイツ滞在中、ベルリンで群衆の歓呼に応えるアドルフ・ヒトラーを目撃する(「あの日、ヒトラーを見た私」新潮社「波」2021年5月号)。帰国後の1935年、再び父の転勤で中国へ渡り[1]青島高等女学校を経て1941年に帰国[1]。1945年神奈川県立横浜第一高等女学校(現・神奈川県立横浜平沼高等学校)卒[1]。1946年冨中暁と結婚[1]、長女、長男を儲ける[1]

1953年中山義秀に師事して小説を書き始め[1]、1965年『張少子の話』で直木賞[1]。1972年離婚[1]。1991年十数年連れ添った恋人を失う[1]。1993年『黒鳥』で第32回女流文学賞を受賞した[1]

  • 『現代の小説 1973年度前期代表作』三一書房 1973年 000001262368 「パチンコやつれ」収録
  • 『鑑賞日本古典文学 第10巻』角川書店 1975年 000001253988 「私小説としての『蜻蛉日記』」収録
  • 『人物探訪・日本の歴史』暁教育図書
    • 2巻 1977年10月 000001378015 「道長をとりまく女たち」「定子と彰子 帝の愛を競う二人の姫君」収録
    • 3巻 1975年 000001224118 「北条泰時 道理をつらぬいた名執権」「丹後局 後白河後宮の楊貴妃」「北条時頼 北条独裁の道をひらく」「佐野源左衛門尉常世 「鉢ノ木」の主」収録
    • 4巻 1975年 000001224119 「護良親王 剛毅果断の猛将」「お今と日野富子」収録
    • 5巻 1975年 000001224120 「上杉謙信 孤独に生きた越後の雄」「金津新兵衛」「宇佐美定行」「柿崎和泉守景家」収録
    • 6巻 1975年 000001224121 「薄命の佳人といわれたお市の方」「三たび落城の悲運にあう淀殿」「夫に見棄てられた妻・築山殿」収録
    • 7巻 1978年4月 000001378016 「家光をめぐる女たち」収録
    • 14巻 1977年9月 000001378018 「呂宋助左衛門 風波を越えて」「島井宗室と神屋宗湛 博多の両雄」「天野屋利兵衛 義士銘々伝の俠商」「朱印船」「大村彦太郎 日本橋白木屋の始祖」収録
    • 15巻 1975年 000001224126 「志士をめぐる女性群像 龍馬とお龍、小五郎と幾松、晋作とおウノ」「白虎隊 死に急ぐ若者たち」「公武合体の陰に 和宮」「開国の生贄 下田のお吉」収録
    • 16巻 1977年12月 000001375604 「日野富子—応仁の乱を利用した傑女」「阿野廉子」収録
    • 18巻 1975年 000001224128 「明治の女性群像 一葉・晶子・英子・スガ・歌子」「畠山勇子 明治女の気骨」収録
  • 『人物日本の女性史』集英社
    • 『3 源平争乱期の女性』 1977年5月 000001336904 「祇園女御」収録
    • 『8 徳川家の夫人たち』 1977年10月 000001336908 「英勝院」収録
    • 『10 江戸期女性の生きかた』 1977年12月 000001359342 「唐人お吉」収録
    • 『12 教育・文学への黎明』 1978年2月 000001364330 「岡本かの子」収録
  • 『十二支別・易学解説 女性芸術家の人生 6 巳年編』集英社 1980年12月 000001486964 「村岡花子」収録
  • 『人物中国の歴史 7』集英社 1981年12月 000001537269 「岳飛と秦檜」収録
  • 『歴史への招待 28』日本放送出版協会 1984年1月 000001747859 「徳川家康2 正妻築山殿暗殺」収録
  • 『女の一生 明治に開花した才媛たち』講談社 1984年2月 ISBN 4-06-187142-0 「樋口一葉」収録
  • 『日本の剣豪 一』旺文社 1984年12月 ISBN 4-01-071331-3 「塚原卜伝」収録
  • 『逃げない男たち 上 志に生きる歴史群像』旺文社 1987年3月 000001850776 「立花宗茂」収録
  • 『時代小説大全集2 勝者と敗者』新潮文庫 1989年9月 ISBN 4-10-120811-5 「首賭け七右衛門」収録
  • 『美と知に目覚めた女性たち』天山文庫 1990年9月 ISBN 4-8033-2797-1 「出雲阿国」収録
  • 『沖田総司読本』新人物往来社 1990年10月 ISBN 4-404-01760-X 「遅れてきた剣士」収録
  • 『日本の名随筆 96 運』作品社 1990年10月 ISBN 4-87893-996-6 エッセイ「邂逅」収録
  • 『物語妻たちの忠臣蔵』新人物往来社 1991年12月 ISBN 4-404-01869-X 「小野寺十の妻・円」収録
  • 『私の父、私の母』中央公論社 1994年10月 ISBN 4-12-002364-8 エッセイ「親の影をひきずって」収録
  • 『ふるさと文学館 第26巻』ぎょうせい 1994年12月 ISBN 4-324-03793-0 「頼家の悲劇」収録
  • 『こころにひかる物語』かまくら春秋社 1999年4月 ISBN 4-7740-0117-1 エッセイ「シャンデリア」収録
  • 『忠臣蔵と日本の仇討』中公文庫 1999年3月 ISBN 4-12-203372-1 「「堀川波鼓」の妻敵討」収録
  • 『文藝春秋にみる坂本龍馬と幕末維新』文藝春秋 2010年2月 ISBN 978-4-16-372220-7 「維新を彩る女人群像」収録

杉本 晴子(すぎもと せいこ、本名:岩沢 晴子、1937年 - 2016年)は実妹。上海生まれ。立教大学卒。1983年「ぐみの木」が神奈川新聞文芸コンクール佳作。1989年「ビスクドール」で女流新人賞受賞。没するまで、長く鎌倉に住んだ[3]

  • 『こころにひかる物語 3』かまくら春秋社 2004年5月 ISBN 4-7740-0263-1 エッセイ「光と影のよろこび」収録
  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 安西 篤子 | 兵庫ゆかりの作家”. ネットミュージアム兵庫文学館 : 兵庫県立美術館. 2022年6月23日閲覧。
  2. 1 2 『私の父、私の母』中央公論社、1994年、20-25頁
  3. 「鎌倉夢幻」著者紹介

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