通貨の補助単位
通貨の補助単位
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通貨の補助単位(つうかのほじょたんい)とは、各国の通貨の取引において、1通貨単位未満の金額や、多額の金額を、簡単な数字で表すために使われる単位。国際規格では通貨単位に対して1/10、1/100、1/1000の補助通貨単位を設定できることとされている[1]。
補助通貨単位の具体例として、アメリカドルの補助通貨単位である「セント」、イギリスポンドの補助通貨単位「ペニー」などがある[1]。
なお、かつての日本円の補助単位は銭および厘であったが、1953年に施行された小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律により、同年末をもって1円未満の通貨の通用が廃止された。銭と厘は小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律の規定に基づく1円未満の金額の計算単位とされているが、国際規格の補助通貨単位として登録されていない[1]。計算単位としては為替や日経平均株価の1円以下の端数表示に銭が用いられている。
- 通貨単位と補助単位を書く。(単位は略号を用いることもある)
- 例:12円38銭、1Bs 50ctv
- 小数を用いる。(小数点は国により異なる)
- 例:12.38円、1,50Bs
- 上付き文字を用いる。
- 例:1238円、Bs 150
- 補助単位部分には1238のように下線または二重下線を引くこともある。
| 通貨 | 補助単位 (特記のないものは1/100) |
|---|---|
| 円(圓) | 銭、厘(1/1000) |
| 元(圆、圓) | 角(1/10)、分 |
| ウォン(圓) | チョン(錢,銭) |
| ドン(銅) | ハオ(毫)(1/10)、シュウ(枢) |
| 庫平両(銀両)(清) | 銭(1/10)、分 |
| 両(江戸時代)[2] | 分(1/4)、朱(1/16)、永一文(1/1000) |
| 銀匁(江戸時代)[3] | 分(1/10)、厘、貫(倍数単位:1000匁)、枚(倍数単位:43匁)、(御定相場では1匁=1/50両および1/60両、両替相場により変動) |
| 文(江戸時代) | 貫文(倍数単位:1000文または960文、両替相場により1/4両から1/10両)、(御定相場では1文=1/4000両、両替相場により1文=1/4000両から1/10000両で変動) |
| 両(甲州金) | 分(1/4)、朱(1/16)、朱中(1/32)、糸目(1/64)、小糸目(1/128)、小糸目中(1/256) |
| ドル ユーロ シリング ランド ルピー(スリランカ) | セント |
| ドル(アメリカ合衆国) | ダイム(1/10)、セント、ミル(1/1000) |
| ペソ レアル ボリビアーノ メティカル | センターボ |
| ソル | センティモ |
| ポンド(イギリス) | ペニー 1971年まではシリング(1/20)、ペニー(1/240)、ギニー(21/20) |
| フラン ディルハム(モロッコ) | サンチーム |
| スイス・フラン | ラッペン(ラップ、サンチーム、チェンテージモ) |
| チェコ・コルナ | ハレル |
| クローネ | オーレ |
| フォリント | フィレール |
| リアル(イラン) | ディナール |
| ポンド(エジプト[注釈 1]、シリア) | ピアストル[注釈 2] |
| リラ(イタリア) | チェンテージモ |
| リラ(トルコ) | クルシュ |
| リラ(マルタ) | セント、ミル(1/1000) |
| ディナール | フィルス |
| ルピー(インド) タカ | パイサ |
| ルピア リンギット | セン |
| バーツ | サタン |
| ディルハム(UAE) | フィルス |
| チャット | ピャー |
| ルフィヤ | ラーリ |
| アフガニ | プル |
| (旧)マルク | ペニヒ |
| ルーブル | コペイカ |
| パタカ(澳門元、マカオ) | 毫(ホウ、10アヴォス)(1/10)、アヴォ(ス)・仙(シン)(1/100) |
これらの他にもユーロなど国、言語によって呼び名が変わるもの、複数の呼び名がある物がある。
- 1 2 3 “ISO 4217 - 通貨コードに関する国際規格 -”. 日本銀行. p. 7. 2026年4月23日閲覧。
- ↑ 三上(1996), p56-57.
- ↑ 田谷(1963), p125.
- 三上隆三『江戸の貨幣物語』東洋経済新報社、1996年。ISBN 978-4-492-37082-7。
- 田谷博吉『近世銀座の研究』吉川弘文館、1963年。ISBN 978-4-6420-3029-8。